映像作家、フォトグラファーの名刺でして、イラストを入れた名刺が良いけど、映像撮るという事もあり、あまりカメラって主張するようなものでなくて大丈夫、少し連想できるかなぐらいのもので。とご希望を受け、イラストはカメラそのものを描かず、手でカメラのファインダー枠を作って、（映像、写真を）撮るということを連想できるようにしてみました。絵は一度手書きで書いたものを、パソコンに取り込み、線を整えております。どれもシンプルな線を活かしたものですが、線の淵の手書き感は残し、少し味わい・温度を残してみてます。名前のところは書体で大体のイメージを作ってから手書きで書いて作っており、絵と空気を合わせています。文字も書体ではなく手書きにすることで、絶妙な不安定さが生まれ、きっちりした書体よりも雰囲気を和らげてくれています。手書き感を取り入れても、あまりラフっぽさが強く出るようにせず、シンプルながら、整ったかっこよさを残せるようにしました。/ 活版印刷