株式会社ESARTEさんのロゴと名刺のデザインしています。映画などの美術を作る会社です。場所を表すロゴ（場所を作るということを表現）という希望を受けて話を重ねる中で、８がスタジオの平面図にも見えるとなり、「部屋でもデザイナーによって同じスタジオを全く違う部屋・世界に作り変えることができ、その空間をどう区切る（作る）かで部屋が無限に表現できる。デジタル文字でもどう区切るかでいろんな文字が表現できる。」そういったお話から「一つの空間に無限な可能性が作れる」イメージ→無限の可能性を"広さ"で表すというところからデジタル案（セグメントフォント）をベースにしてはどうかと話が進み、今の形が生まれました。セグメントフォントそのままに採用するのではなくあくまでもベースとし、新しくフォントを生むように同じ空間の中で文字に対してのルールを作り、1文字1文字仕上げていきました、マーク部分も文字と同じルールのもとに作っていますが、文字として見えないように気をつけました。そしてマークは1つ、2つ、3つと用途に合わせて形を自由に表現できるように。映画に映った字幕をイメージして、線はほんのりがさつかせています。