まずデザインを考え出した際に、標高300mほどのところにあるこれ里とは一体どういうところか。とても空気が澄んでいるところだからこそ、作れるぶどうのみずみずしさや甘さ。どういった、どういう空気のもとで作られたか、それを感じていただけると必然的にそのぶどうのみずみずしさなども感じるのではないか。そのように感じ、デザインを考案いたしました。リニューアルに伴い、本当にたくさんの方の思いがあり、このワインがこれからのワイナリーの指標に。そんな思いから、指標となると言われているオリオン座の三つ星をモチーフにいたしました。実際に是里は星空が美しく、綺麗に見えるそうです。夜空やぶどうを連想させるネイビーのグラデーションの中に、ワインに込められた是里のブドウ、空気、星空、思いなどの背景を、ワインの中に映しているかのような。一滴飲めば、たちまちそれらが目に浮かんでくるような。指標となるオリオンの三つ星が、ワインに漂っているような。下のボーダーは山や、雲にも見えるようなイメージで、どちらに捉えても星が活きるような印象になるようにしています。ワインの揺れる水面を表した形で縁取り、このワインの中をのぞいているようなデザインとなっており、少し図形チックな中に、ストーリーを感じるものに仕上げました。